前回のブログでは、顎の奥にある「外側翼突筋」がどんな役割を持っているのかを紹介しました。
今回は、自分の外側翼突筋がちゃんと働いているのか?
そのチェック方法と、簡単なセルフケアについてお伝えします!
あなたの外側翼突筋は大丈夫?セルフチェック!
まずは、次のチェックをやってみましょう。
✅ 耳の周りを押して痛くないか?
✅ 口を開けたり閉じたりすると、顎がカクカク鳴らないか?
✅ 下あごを前に突き出したり、横に動かしたりすると違和感がないか?
1つでも当てはまる場合、外側翼突筋が正しく働いていない可能性があります。
外側翼突筋を鍛える簡単トレーニング
外側翼突筋が弱ると、顎関節症になりやすくなります。そこで、この筋肉を鍛えて顎の動きをスムーズにするための簡単な運動を紹介します!
① 下あご前突(ぜんとつ)エクササイズ
【やり方】
1. 背筋を伸ばして座る
2. 下あごをゆっくり前に突き出す
3. 5秒キープして、ゆっくり元に戻す
4. これを10回繰り返す
✅ ポイント
・勢いをつけず、ゆっくり動かすこと
・痛みがある場合は無理せず休む
② 顎の左右ストレッチ
【やり方】
1. 正面を向いて座る
2. 下あごを右へ動かして5秒キープ
3. ゆっくり元に戻し、次は左へ動かして5秒キープ
4. これを左右10回ずつ繰り返す
✅ ポイント
・無理に動かさず、心地よい範囲で行う
・顎の奥がじんわり伸びるのを感じながらやる
トレーニングで改善した人の実例
ある方は、右の顎関節症で「口を開けると痛い」「首や頭も痛い」という状態でした。しかし、2週間トレーニングを続けたところ…
✅ 顎のズレが改善し、口が開けやすくなった!
✅ 痛みがほとんどなくなり、日常生活が楽になった!
外側翼突筋を鍛えることで、顎の不調が改善することもあります。
まとめ
✅ 外側翼突筋は顎の奥にある大事な筋肉!
✅ 口の開閉や下あごの動きがスムーズでない場合は、トラブルのサインかも
✅ セルフチェックをして、必要ならトレーニングを始めよう!
顎の調子が悪いと感じる方は、ぜひ今回紹介したエクササイズを試してみてください!
【参考文献】
古泉貴章,外側翼突筋の担う咀嚼力の調整と関節安定化機能:理学療法ジャーナル 第55巻 第6号, 2021年6月15日発行.
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