こんにちは!今回は「腹横筋(ふくおうきん)」という筋肉についてお話しします。
聞き慣れないかもしれませんが、実はこの筋肉、体幹の安定や腰痛予防にとても重要な役割を果たしているんです。
さらに、最近の研究では超音波を使って腹横筋の動きを「見える化」し、腰痛との関係を科学的に解明しようとしています。
今回は、腹横筋の基本的な役割から最新の研究まで、わかりやすく解説します!
腹横筋ってどんな筋肉?
腹横筋は、お腹の一番奥にあるインナーマッスルのひとつで、ちょうどコルセットのように胴体をぐるっと囲むような形をしています。
この筋肉がしっかり働くと、お腹を締めるような力が生まれ、体幹が安定します。
腹横筋の主な役割
体幹の安定
腹横筋が収縮すると、お腹の圧力(腹腔内圧)が上がり、背骨や骨盤をしっかり支えてくれます。
姿勢の維持
長時間座っていたり、立っていたりするときに、腹横筋が働くことで姿勢が崩れにくくなります。
腰痛の予防
腹横筋が弱くなると、腰椎(背骨の腰の部分)が不安定になり、腰痛の原因になりやすいことが研究で分かっています。
腹横筋と連携する「胸腰筋膜」とは?
腹横筋が腰椎を直接支えているわけではありません。
実は、「胸腰筋膜(きょうようきんまく)」という背中の膜状の組織を通じて、間接的に腰椎を安定させています。
胸腰筋膜の役割
• 背中の奥にある筋肉(脊柱起立筋など)を包み込み、背骨を安定させる。
• 腹横筋と連動して働き、腰回りのサポートを強化する。
• しっかり機能しないと、腰痛の原因になる可能性がある。
腹横筋が収縮すると、胸腰筋膜が引っ張られて緊張し、背骨が安定する仕組みになっています。
つまり、「腹横筋 × 胸腰筋膜」の連携プレーが腰の安定に不可欠なんです!
最新研究:「腹横筋の動き」を超音波で見える化!
最近の研究では、超音波診断装置を使って、腹横筋や胸腰筋膜の動きをリアルタイムで観察しています。
どんなことが分かってきた?
✔ 腹横筋が収縮すると、胸腰筋膜が外側に引っ張られて腰椎が安定する。
✔ 腰痛がある人は、腹横筋や胸腰筋膜の動きが制限されていることが多い。
✔ 超音波を使うことで、トレーニングや治療の効果を数値化できる。
超音波を使った研究によって、「腹横筋を鍛えることで腰痛が改善するのか?」「どんなトレーニングが効果的なのか?」などがより明確になってきています。
腹横筋を鍛えて腰痛予防!おすすめトレーニング
では、どうすれば腹横筋を鍛えられるのでしょうか?簡単にできるトレーニングを2つ紹介します!
ドローイン(お腹をへこませるエクササイズ)

1. 仰向けに寝て、膝を立てる。
2. 鼻から息を吸いながらお腹をふくらませる。
3. 口から息を吐きながらお腹をへこませる。(おへそを背骨に近づけるイメージ)
4. そのまま10秒キープ。
ポイント:腰を反らせず、お腹の奥を意識して締めること!
プランク(体幹トレーニング)

1. うつ伏せになり、肘を床について体を持ち上げる。
2. 頭からかかとまで一直線をキープ。
3. お腹に力を入れ、30秒〜1分キープ。
ポイント:腰を反らせないようにし、腹横筋を意識して力を入れる!
まとめ
✔ 腹横筋は、お腹の奥にある「コルセット」のような筋肉で、体幹の安定に重要!
✔ 腹横筋と胸腰筋膜が連携して働くことで、腰椎を支え、腰痛予防に役立つ!
✔ 最新の研究では、超音波を使って腹横筋の動きを可視化し、トレーニングや治療の効果を数値化している!
✔ ドローインやプランクなどのトレーニングで腹横筋を鍛えよう!
腹横筋を意識してトレーニングを続けることで、腰痛予防だけでなく、姿勢改善やパフォーマンス向上にもつながります。
気になった方は、ぜひ今日から試してみてくださいね!
あなたの健康づくりに役立てば嬉しいです!
【参考文献】
村上幸士,腹横筋は胸腰筋膜と連動して働き、骨盤底筋群・横隔膜とともに作用することで効果を発揮する:理学療法ジャーナル 第55巻 第6号, 2021年6月15日発行.
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